レッドソックス吉田 WBCは「1球1球の重みを感じながらプレー」

大リーグ、レッドソックスの吉田正尚選手がフロリダ州フォートマイヤーズのキャンプ地で会見し、WBC=ワールド・ベースボール・クラシックの優勝について「国を背負うプレッシャーはあったが、1球1球の重みを感じながらプレーできたのはよかった」と振り返りました。

吉田選手は24日、WBCで優勝したあと初めて、オープン戦に4番・レフトで先発出場しました。

第1打席はフォアボール、第2打席はショートゴロ、第3打席はショートフライで、7回の守備から交代し、復帰初戦は2打数ノーヒットでした。
試合前に会見した吉田選手はWBC優勝について「国を背負うプレッシャーはあったが、1球1球の重みを感じながらプレーできたのは自分の経験としてよかった。数多くランナーがいる場面で打順が回ってきたので、その中で決勝打も含めていいところで仕事ができた」と、勝負強いバッティングで大会新記録の13打点を挙げた活躍を振り返りました。

大リーグ1年目でチームのキャンプを途中で離脱して大会に参加したことには「難しい選択だったが、決してマイナスではないと思って選んだ。打席数も30打席以上は立って戻ってきたし、負けられない戦いの中でプレーできたことが自分の中では大きかった」と話しました。

また、優勝が決まってベンチから飛び出した瞬間に転倒していたことを聞かれると「みんなトラウトと大谷選手の対決を見ていたので、そんなところを注目していると思わなかった。正直、けっこう足が張っていたので、勢いよく行くとけがもあるなと思っていて、映像を見るとしっかり受け身をとっていたので、たぶん最善のパフォーマンスだったと思う」と笑顔を見せていました。
同じくWBCで優勝したパドレスのダルビッシュ有投手は、アリゾナ州のキャンプ地でキャッチボールやシャドーピッチングをして調整しました。

パドレスは左腕のスネル投手が開幕投手を務めることがこの日発表され、ダルビッシュ投手の3年連続の開幕投手はなくなりましたが、25日にマイナーリーグとの練習試合に登板して、シーズンに向けて調整を進める予定です。
レンジャーズのキャンプに招待選手として参加している筒香嘉智選手は、カブスとのオープン戦に途中出場して2打数ノーヒットで、大リーグ契約の40人枠に入らないことが決まりました。

筒香選手はマイナーリーグのチームでプレーする見通しで「今までどおり、変わらずにやり続けるだけだ」と話しました。