国家公務員の給与引き上げ 非常勤職員にも さかのぼって支給へ
国家公務員の給与をめぐる常勤職員と非常勤職員との格差を是正しようと、政府は年度途中で給与が引き上げられた場合、非常勤職員にも引き上げ分を年度初めにまでさかのぼって支給するよう運用を見直すことを決めました。
国家公務員の給与は例年、夏に行われる人事院の勧告を受けて決まりますが、年度途中で給与が引き上げられた場合、常勤職員は引き上げ分を年度初めにまでさかのぼって支給されます。
一方で、非常勤職員は扱いが明確でないため省庁で対応が異なり、今年度、およそ4割の省庁ではさかのぼって支給されていないということです。
政府は常勤と非常勤の格差を是正しようと、新年度からは非常勤職員にも引き上げ分をさかのぼって支給するよう運用を見直すことを決めました。
国家公務員制度を担当する河野デジタル大臣は「最近の物価高騰や賃上げの状況を踏まえ、非常勤職員の適切な処遇を確保していく」と話しています。