
フィギュアスケート世界選手権 “りくりゅう”ペアが初優勝
日本で開催されているフィギュアスケートの世界選手権は23日、ペア後半のフリーが行われ、三浦璃来選手と木原龍一選手のペアが、ショートプログラムとの合計で今シーズンの世界最高得点をマークして大会初優勝を果たしました。ペアでは日本勢初優勝で、2人は今シーズン、主要な国際大会すべてで優勝する快挙を成し遂げました。

4年ぶりに日本で開催されているフィギュアスケートの世界選手権は23日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナでペア後半のフリーが行われ、前半首位の三浦選手と木原選手は出場選手のなかで最後に登場しました。
2人は冒頭のツイストリフトと続く3連続ジャンプを決めると、木原選手が三浦選手を頭上に持ち上げる持ち味のリフトは、最高評価のレベルフォーで高い出来栄え点を得ました。
演技中盤もスピンやリフトを確実にこなしましたが、終盤の3回転ループのスロージャンプで、三浦選手が着氷はしたもののバランスを崩して転倒するミスが出ました。
それでも“りくりゅう”の愛称で親しまれる2人は、会場の大声援を背に優雅で息の合った演技で最後まで滑りきりました。
演技中盤もスピンやリフトを確実にこなしましたが、終盤の3回転ループのスロージャンプで、三浦選手が着氷はしたもののバランスを崩して転倒するミスが出ました。
それでも“りくりゅう”の愛称で親しまれる2人は、会場の大声援を背に優雅で息の合った演技で最後まで滑りきりました。


技術点は全体2位だったものの、表現力などを示す演技構成点はトップで、フリーの得点は141.44、合計は222.16で、自己ベストを更新する今シーズンの世界最高得点で大会初優勝を果たしました。
ペアでは日本勢初優勝で、2人は今シーズン、グランプリファイナル四大陸選手権など、主要な国際大会すべてで優勝する快挙を成し遂げました。
2位はアメリカのアレクサ・クニエリム選手とブランドン・フレイジャー選手のペア、3位はイタリアのサラ・コンティ選手とニッコロ・マチー選手のペアでした。
ペアでは日本勢初優勝で、2人は今シーズン、グランプリファイナル四大陸選手権など、主要な国際大会すべてで優勝する快挙を成し遂げました。
2位はアメリカのアレクサ・クニエリム選手とブランドン・フレイジャー選手のペア、3位はイタリアのサラ・コンティ選手とニッコロ・マチー選手のペアでした。

三浦璃来 “来シーズンもっと頑張っていけたら”
三浦璃来選手は演技後、優勝のうれしさよりもミスへの反省を口にし「過去の自分に勝てなかったという部分で気持ちの弱さがあった。今シーズンはループのスロージャンプを転んだことがなかったのに耐えることができなくて、自分に負けちゃったなという悔しさがある。優勝はうれしいが今回失敗した分、来シーズン、もっともっと頑張っていけたら」と話していました。
木原龍一「“日本のペアが変わったね”と言われるように」
一方、木原龍一選手は「今シーズンの目標が世界選手権の優勝だったので、ものすごくうれしく思うし支えて下さった方々に心から感謝したい」と話しました。
また今シーズン、主要な国際大会すべてで優勝する快挙を成し遂げたことについて「こういった結果を見て日本の次世代のペアが挑戦してみようということになったら、今シーズン達成したことが10年後、20年後にものすごく意味が出てくる。きょうをきっかけに“日本のペアが変わったね”と言われるようになることを願っている」とみずからの思いを語りました。
また今シーズン、主要な国際大会すべてで優勝する快挙を成し遂げたことについて「こういった結果を見て日本の次世代のペアが挑戦してみようということになったら、今シーズン達成したことが10年後、20年後にものすごく意味が出てくる。きょうをきっかけに“日本のペアが変わったね”と言われるようになることを願っている」とみずからの思いを語りました。