岸田首相 ウクライナ訪問 政界の反応は

岸田総理大臣のウクライナ訪問について、政界の反応です。

自民 茂木幹事長「現地情勢を直接確認することは大きな意義」

自民党の茂木幹事長は、NHKの取材に対し「G7広島サミットでは、ウクライナ情勢やウクライナ支援が大きなテーマになる。そうした中で、岸田総理大臣がキーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談を行うなど、現地情勢を直接確認することは大きな意義がある」と述べました。

自民 森山選対委員長「無事にお帰りになるのを祈る」

自民党の森山選挙対策委員長は、福島市で記者団に対し「岸田総理大臣から『ウクライナに入る。こういう状態での訪問のため、事前連絡できなかった』と電話をもらった。事態が1日も早く収束に向かうのが大事で、G7の議長国として岸田総理大臣が立派に責任を果たすと思っている。ただ戦争状態なので、無事にお帰りになるのを祈らなければならないという思いが強い」と述べ

立民 泉代表「帰国後に国会で報告してもらうことが重要」

立憲民主党の泉代表は、千葉県市川市で記者団に「これでG7全ての首脳がゼレンスキー大統領と会談することになり、G7広島サミットに向けて地ならしができたと思う。G7が一致してウクライナを支援する枠組みの中で、日本からの支援の強化を期待したい」と述べました。

その上で、「戦争が行われているウクライナへの訪問なので、当然、情報を一定程度秘匿した中で対応せざるをえないことは、われわれも理解している。帰国後に国会で報告してもらうことが重要だ」と述べました。

立民 岡田幹事長「何が求められているかしっかり話し合って」

立憲民主党の岡田幹事長は、大分市での記者会見で「岸田総理大臣のウクライナ入りを歓迎したい。日本として何が求められているかをゼレンスキー大統領としっかり話し合ってもらいたい」と述べました。

その上で「G7広島サミットが行われ、日本が議長国であるという意味でも、直接会って意見交換することは非常に有益で、日本に帰国したら、訪問の意義を国会で話してもらいたい。戦争状態にあるウクライナに行くので、無事を祈りたい」と述べました。

公明 山口代表「ゼレンスキー大統領と率直に話を」

公明党の山口代表は「G7の議長国として、このタイミングで訪問できたことは非常に意義あることだ。法の支配に基づく国際秩序を維持していく姿勢を確認し、連帯の気持ちを届けることが大事だ。復興や人道的な支援など、日本の役割を早く本格的に発揮できるよう、ゼレンスキー大統領と率直に話をしてほしい」というコメントを出しました。