韓国 日本からの修学旅行生受け入れ 約3年ぶりに再開

韓国では新型コロナウイルスの感染拡大で中断していた日本からの修学旅行生の受け入れが21日、およそ3年ぶりに再開され、空港では熊本県から訪れた生徒たちを歓迎する式典が開かれました。

韓国のソウル近郊にあるインチョン(仁川)空港では、21日午後、熊本県から訪れたルーテル学院の中学生と高校生あわせて35人が到着しました。

空港では歓迎する式典が開かれ、代表の生徒などに花束が贈呈されたあと、韓国観光公社のヤン・ギョンス(楊慶洙)日本チーム長が、「韓国への訪問ができなかった時期が終わり皆さんにお会いできてとてもうれしいです」と日本語であいさつし、生徒たちを温かく迎えていました。

韓国政府によりますと日本からの修学旅行生の受け入れは1972年に始まりましたが、新型コロナの影響で2020年から中断されていました。

高校2年生の平岡なつめさんは、「3年ぶりの韓国研修ができることに感謝して地元の高校の人たちと積極的に交流したいです」と話していました。
熊本県の生徒たちは21日から25日までソウルや南西部のチョンジュ(全州)を訪れる予定で、チョンジュでは現地の高校の授業を見学するということです。

韓国政府は日本からの修学旅行生の受け入れを増やしていくためにことしの夏休みには日本の中学や高校の教職員100人余りを韓国に招待する予定だということです。