岸田首相 インド到着 ウクライナ情勢などで連携呼びかけの方針

岸田総理大臣は、20日昼前にG20の議長国のインドに到着しました。このあとモディ首相との首脳会談に臨み、G7議長国として法の支配に基づく国際秩序の重要性を訴え、ウクライナ情勢への対応などで連携を呼びかける方針です。

岸田総理大臣は、日本時間の午前11時半ごろ、政府専用機でインドに到着しました。

岸田総理大臣のインド訪問は去年3月以来で、20日午後、モディ首相との4回目となる首脳会談に臨みます。

インドは、ことしG20=主要20か国の議長国を務める一方、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、欧米とロシアのどちら側にもつかない「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国や途上国の代表格とされています。

会談で岸田総理大臣は、G7=主要7か国の議長国として、法の支配に基づく国際秩序の重要性を訴え、ウクライナ情勢への対応などで連携を呼びかける方針です。

このほか岸田総理大臣は、現地のシンクタンクで講演を行い、日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」を推進するための具体的な計画を公表することにしています。