競泳 池江璃花子が練習公開 6年ぶり世界選手権出場へ意気込み

競泳の日本代表選考を兼ねた日本選手権が来月4日に開幕するのを前に、池江璃花子選手が練習を公開し、「個人で代表権をとるという目標をクリアしたい」と、6年ぶりの世界選手権出場へ意気込みを示しました。

池江選手は日本選手権に向け、富山市で合宿を行っていて、19日、練習の様子を報道陣に公開しました。

プールサイドでストレッチや体幹トレーニングなどを行ったあと、課題とするスタートを中心に泳ぎを確認しました。

飛び込みからの入水角度をこれまでより深くしたことで、スタート直後の15メートルの泳ぎがスピードアップし、手応えを感じているということで、繰り返し取り組んでいました。

池江選手は、去年秋ごろから思うように練習が積めずに調子を落としていましたが、先月の大会では100メートル自由形で優勝するなど復調の兆しを見せています。

練習のあと、池江選手は「日本選手権に向けていい練習ができている。疲労も残っているが、あと2週間で疲れを抜いて自分の感覚を磨いていけば、うまく泳げるのではないか」と話しました。

日本選手権には、100メートルの自由形やバタフライなど5種目に出場する予定で、「気持ちが完全に整ったわけでもないし、自信がついたわけでもないが、日本選手権では個人で代表権をとりたいという目標がずっとあるので、ことしはクリアしたい。そろそろ自信を持ってレースに臨めるようになりたい」と話し、2017年以来6年ぶりとなる、ことし7月の世界選手権出場に向け意気込んでいました。