WBC アメリカがベネズエラに満塁弾で逆転勝ち 準決勝進出

野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックの準々決勝の最後の試合は、アメリカが8回の満塁ホームランでベネズエラに逆転勝ちし、準決勝に進みました。

準々決勝の最後の試合はアメリカ フロリダ州で18日に行われ、1次ラウンドのグループDで1位だったベネズエラと、2大会連続の優勝を目指しグループCを2位で通過したアメリカが対戦しました。

大リーグでプレーする選手を多くそろえたチームどうしの対戦は、アメリカが1回、昨シーズン、ナショナルリーグMVPに輝いた3番 ゴールドシュミット選手のタイムリーなどヒット5本を集中させて、いきなり3点を先制しました。

しかし、ベネズエラもそのウラ、昨シーズンのアメリカンリーグ首位打者で3番のアラエズ選手がツーランホームランを打って、すぐに1点差に迫り、5回にはおととしのアメリカンリーグホームラン王、ペレス選手のタイムリーツーベースなどで一挙4点を奪って逆転しました。

ベネズエラは、7回にもアラエズ選手がソロホームランを打ってリードを2点に広げましたが、アメリカは直後の8回、9番 ターナー選手が満塁ホームランを打って再び試合をひっくり返し、そのまま9対7で勝ちました。

アメリカは2大会連続3回目の準決勝進出です。

これでベスト4がすべて出そろい、アメリカは19日、日本時間の20日に行われる準決勝でキューバと対戦します。