
大相撲 春場所8日目 三役で1敗の小結 大栄翔は阿炎と対戦
大相撲春場所は中日8日目、横綱と大関がともに不在の中、三役でただ1人、1敗の小結 大栄翔は平幕の阿炎と対戦します。
春場所は18日の7日目から大関 貴景勝が左ひざのけがで休場したため、昭和以降で初めて横綱と大関がともに不在となりました。
こうした中、18日に敗れたものの三役でただ1人、1敗の小結 大栄翔は中日8日目の19日、阿炎と対戦します。
ともに突き押しが得意の2人の対戦は、去年の名古屋場所以来4場所ぶりで、過去は7勝7敗と互角です。
大栄翔は上背があって腕も長い阿炎の突き押しをかいくぐり、みずからの距離で相手を押し込めるかがポイントです。
一方の阿炎は、立ち合いから突き放しながら相手が前に出てくるところに対応できるかが勝負のカギを握ります。
また、ただ1人、初日から7連勝としている平幕の翠富士は碧山との一番です。
過去の対戦成績は、翠富士が2勝1敗と勝ち越しています。
翠富士は身長1メートル71センチ、体重117キロと小兵ながら今場所は低い姿勢からの押しに力があり、身長で20センチ上回る碧山に対しても同様に攻めて主導権を握りたいところです。
一方の碧山は相手の素早い動きを見極めて得意の突き押しで攻めれば勝機が生まれてきます。
このほか、もう1人の1敗、平幕の高安は22歳の平戸海と初顔合わせの一番となります。