
大相撲 春場所7日目 貴景勝が休場 横綱と大関が不在の場所に
大相撲春場所は7日目となり、「綱とり」を目指していた大関 貴景勝が左ひざのけがのため18日から休場して、昭和以降では初めて横綱と大関がともに不在の場所となりました。
土俵では小結の大栄翔が敗れて初日からの連勝が6で止まり、三役以上の勝ちっ放しがいなくなりました。
中入り後の勝敗です。
▽剣翔に王鵬は王鵬が「寄り切り」。
▽金峰山に十両の千代丸は金峰山が「寄り切り」。
▽水戸龍に琴恵光は水戸龍が「はたき込み」。
▽大翔鵬に武将山は武将山が「とったり」。
▽輝に千代翔馬は千代翔馬が「押し倒し」。
▽北青鵬に隆の勝は隆の勝が「押し出し」。
▽東龍に宝富士は宝富士が「押し出し」。東龍は初日から7連敗です。
▽錦富士に宇良は宇良が「押し出し」で勝ちました。
▽一山本に妙義龍は一山本が「肩透かし」で今場所、初白星となりました。
▽北勝富士に平戸海は北勝富士が「寄り切り」。
▽遠藤に碧山は遠藤が「押し倒し」。
▽高安に翠富士の全勝対決は翠富士が「突き落とし」で7連勝としました。
▽琴勝峰に佐田の海は琴勝峰が「はたき込み」で今場所、初勝利をあげました。
▽御嶽海に明生は明生が「引き落とし」。
▽阿炎に正代は正代が「押し出し」。
▽玉鷲に翔猿は翔猿が「引き落とし」。
▽若元春に大栄翔は若元春が「突き落とし」。大栄翔の初日からの連勝は「6」で止まり、三役以上の勝ちっ放しがいなくなりました。
▽霧馬山に琴ノ若は琴ノ若が「寄り切り」。
▽竜電に豊昇龍は豊昇龍が「肩透かし」。
▽若隆景に阿武咲は若隆景が「寄り切り」で勝ちました。
▽錦木に大関 貴景勝は貴景勝が左ひざの半月板の損傷で18日から休場したため、錦木が「不戦勝」です。
春場所は7日目を終わって平幕の翠富士が7連勝で単独トップに立ち、これを1敗で大栄翔と高安が追う展開となりました。
日本相撲協会 八角理事長 “協会全体で力士の育成を”
日本相撲協会の八角理事長は、大関 貴景勝の休場について「けがを治して来場所に万全で出られるようにしてほしい。けがをしない体を作らないといけない」と話しました。
そして昭和以降で初めて横綱と大関がともに不在となったことについては「親方たちも頑張って横綱大関を育てていかないといけない。親方は巡業にいけば何でも指導できるわけなので、みんなで育てる」と述べ、協会全体で力士の育成を進めることが重要だという見解を示しました。
そして昭和以降で初めて横綱と大関がともに不在となったことについては「親方たちも頑張って横綱大関を育てていかないといけない。親方は巡業にいけば何でも指導できるわけなので、みんなで育てる」と述べ、協会全体で力士の育成を進めることが重要だという見解を示しました。
力士の談話
6勝目を挙げた新十両の落合は取組のあと左腕を気にする様子でしたが「あまり分からないが大丈夫。体の疲れもないし精神的にもリラックスしているので、そのままあしたやることをやれば大丈夫だと思う」と充実した様子でした。
甲子園球場で行われているセンバツ高校野球で19日の大会2日目、母校の鳥取城北高校が初戦を迎えることについては「先生方や3年生の先輩方がしっかりとサポートすると思うので、選手は思いきり戦って欲しいと思う。結果は楽しみだが、けがなく頑張って欲しい」とエールを送っていました。
3連勝の水戸龍は「調子が上がってきたと思って負けるのが怖いので、考えないようにしている」と気を引き締めていました。
隆の勝は新入幕の北青鵬に勝って5勝目を挙げ「新入幕には負けられないというか負けたくないという気持ちでいった。前に出て勝っているのであしたからもいい気持ちでいける」と満足そうでした。
36歳の宝富士は35歳の東龍に勝って連敗を5で止め「ほっとしていられないけど、とりあえずよかった」と話していました。
同じ部屋の翠富士や錦富士が白星を伸ばしていることについて「2人に負けないように頑張ろうとは思っているが、なかなかうまくいっていないので、2人の運をもらえたら」と話していました。
一山本は物言いがつく相撲を制しての今場所、初白星に「ほっとした。まげをつかんだかどうかわからなかったけど、本当に祈っていた。あしたはもっと前に出ていい相撲を取れるように頑張りたい」と喜んでいました。
大阪・寝屋川市出身の宇良は連敗を3で止め「このままずるずる続くのかなという気持ちはあったが、知り合いの方も多く来ているので、とにかく元気のいい相撲をというつもりで残りも頑張りたい」といつもどおりひょうひょうと話していました。
翠富士は高安との全勝どうしの一番を制し「とりあえず当たっていこうと思って押し負けなかったので、決まったのかなと思う。自分の方が小さいので下から当たっていくように意識しているのでよかった。肩透かしを狙ったけど、突き落としになった」と振り返りました。
優勝すれば静岡県出身の力士としては初めてになると問われると「できればなりたい。常に優勝できたらと思うが、そううまくはいかない」と苦笑いしていました。
一方、敗れた高安は「足が出なかった。しっかり整理して、またあしたいい相撲を取りたい」と元気なく話していました。
琴勝峰は今場所初白星を挙げたことについて「勝ち星がないのはしんどいものがある。以前にあったときには、腐ってしまった。今度は腐らないように気持ちを作っていきたい。もっと調子を上げて自分の相撲が取れるように集中したい」と気を引き締めました。
正代は力強い相撲で阿炎に勝って5勝目を挙げ「すごくいい流れがきていると思うし体もよく反応してくれている。続けていきたい」と話しました。
若元春は勝ちっぱなしの大栄翔との小結どうしの一番を制しましたが「あまり考えずに臨んだが、自分の相撲を取れていない。まぐれじゃないけど、必死に動いてたまたまタイミングがあった感じだ」といつもどおり反省点をあげていました。
敗れた大栄翔は「あしたが大事だと思うので、しっかり切り替えてやりたい」と悔しさをにじませていました。
小結・琴ノ若は関脇・霧馬山との物言いがつく相撲を制し「しっかり最後まで攻められた。もう一番になっても自信をもっていくしかないと思った」と堂々と話していました。
2連勝の関脇・豊昇龍は「あまり気にしていない。1日の相撲しか考えてない」と淡々と話しました。
甲子園球場で行われているセンバツ高校野球で19日の大会2日目、母校の鳥取城北高校が初戦を迎えることについては「先生方や3年生の先輩方がしっかりとサポートすると思うので、選手は思いきり戦って欲しいと思う。結果は楽しみだが、けがなく頑張って欲しい」とエールを送っていました。
3連勝の水戸龍は「調子が上がってきたと思って負けるのが怖いので、考えないようにしている」と気を引き締めていました。
隆の勝は新入幕の北青鵬に勝って5勝目を挙げ「新入幕には負けられないというか負けたくないという気持ちでいった。前に出て勝っているのであしたからもいい気持ちでいける」と満足そうでした。
36歳の宝富士は35歳の東龍に勝って連敗を5で止め「ほっとしていられないけど、とりあえずよかった」と話していました。
同じ部屋の翠富士や錦富士が白星を伸ばしていることについて「2人に負けないように頑張ろうとは思っているが、なかなかうまくいっていないので、2人の運をもらえたら」と話していました。
一山本は物言いがつく相撲を制しての今場所、初白星に「ほっとした。まげをつかんだかどうかわからなかったけど、本当に祈っていた。あしたはもっと前に出ていい相撲を取れるように頑張りたい」と喜んでいました。
大阪・寝屋川市出身の宇良は連敗を3で止め「このままずるずる続くのかなという気持ちはあったが、知り合いの方も多く来ているので、とにかく元気のいい相撲をというつもりで残りも頑張りたい」といつもどおりひょうひょうと話していました。
翠富士は高安との全勝どうしの一番を制し「とりあえず当たっていこうと思って押し負けなかったので、決まったのかなと思う。自分の方が小さいので下から当たっていくように意識しているのでよかった。肩透かしを狙ったけど、突き落としになった」と振り返りました。
優勝すれば静岡県出身の力士としては初めてになると問われると「できればなりたい。常に優勝できたらと思うが、そううまくはいかない」と苦笑いしていました。
一方、敗れた高安は「足が出なかった。しっかり整理して、またあしたいい相撲を取りたい」と元気なく話していました。
琴勝峰は今場所初白星を挙げたことについて「勝ち星がないのはしんどいものがある。以前にあったときには、腐ってしまった。今度は腐らないように気持ちを作っていきたい。もっと調子を上げて自分の相撲が取れるように集中したい」と気を引き締めました。
正代は力強い相撲で阿炎に勝って5勝目を挙げ「すごくいい流れがきていると思うし体もよく反応してくれている。続けていきたい」と話しました。
若元春は勝ちっぱなしの大栄翔との小結どうしの一番を制しましたが「あまり考えずに臨んだが、自分の相撲を取れていない。まぐれじゃないけど、必死に動いてたまたまタイミングがあった感じだ」といつもどおり反省点をあげていました。
敗れた大栄翔は「あしたが大事だと思うので、しっかり切り替えてやりたい」と悔しさをにじませていました。
小結・琴ノ若は関脇・霧馬山との物言いがつく相撲を制し「しっかり最後まで攻められた。もう一番になっても自信をもっていくしかないと思った」と堂々と話していました。
2連勝の関脇・豊昇龍は「あまり気にしていない。1日の相撲しか考えてない」と淡々と話しました。