
西村経産相 “経済安全保障分野の連携強化”で独側と一致
西村経済産業大臣とドイツのハーベック経済・気候保護相が会談し、日本とドイツが経済関係を強化し、経済安全保障の分野などで連携を進めることが重要だという認識で一致しました。
西村経済産業大臣は18日午後、ドイツのショルツ首相とともに来日したハーベック経済・気候保護相と、およそ1時間にわたって会談しました。
この中で西村経済産業大臣は世界経済をとりまく状況について「新型コロナウイルスの感染拡大やロシアによるウクライナ侵略、エネルギー危機やサプライチェーンの混乱が生じている。中国とロシアの接近や世界経済の混乱が懸念される中、西側諸国が団結して対じすることが重要である」と述べました。
そのうえで日本とドイツの戦略的な経済関係の強化は大きな意義があると強調し、経済的威圧への対応やサプライチェーンの強じん化、脱炭素の推進など幅広い分野での議論の進展に期待を示しました。
これに対してハーベック経済・気候保護相は「ドイツは資源の分野で中国への依存が大きな課題で、日本との連携強化を進めたい」などと述べ、経済安全保障の分野などで連携を進めることが重要だという認識で一致しました。