JR大阪駅北「うめきた」地下に新ホーム アクセス向上に期待

JR大阪駅北側の「うめきた」エリアの地下に完成した新たなホームの運用が18日に始まり、出発式が行われました。

このホームには関西空港に向かう特急列車などが停車するため、空港などへのアクセス向上が期待されています。

運用が始まったのはJR西日本が「うめきた」エリアの地下で建設を進めてきた大阪駅の新たなホームです。

ここには関西空港とを結ぶ特急「はるか」や和歌山方面とを結ぶ特急「くろしお」などが乗り入れ、大阪駅と関西空港の所要時間はこれまでより最大20分短縮されます。

また在来線の「おおさか東線」も乗り入れることから、奈良方面へのアクセス向上も期待されています。

新たなホームでは午前中、JR西日本の関係者などが出席して出発式が行われ、駅長の合図とともに特急「はるか」が関西空港方面に出発しました。

またこのホームには特急や在来線など扉の位置が異なる列車にも対応できるホームドアや顔認証で通過できる改札などが導入され「イノベーションの実験場」と位置づけられています。

JR西日本の渡辺弘幸大阪駅長は「新しい大阪の玄関口が誕生しました。特急などの乗り入れで利便性が向上したほか、技術を生かした仕掛けもあるので多くの人に使ってもらいたいです」と話していました。

鉄道ファン「近未来感にわくわく」

運用が始まった新たなホームには早朝から多くの鉄道ファンなどが訪れ、写真を撮ったり、列車に乗ったりしていました。

大阪 交野市から訪れた18歳の男性は「新しいホームは近未来感があって、わくわくしました。特急『はるか』がとまるということで、海外から訪れた人が大阪に来たら最初に訪れる場所になると思うので、大阪の顔になることを期待しています」と話していました。

また大阪市の60歳の男性は「貨物ヤードだった場所が、このような駅になるとは想像もしませんでした。ホームドアなど驚きばかりです。誰もが利用しやすい駅になってほしいです」と話していました。