香川の高松商業のキャプテン 横井亮太選手が務めた選手宣誓の全文です。
「宣誓。たった1球の白球を私たち高校球児が追いかけ始めてから、憧れのこの舞台に立つまでにたくさんの支えや応援がありました。
制約がかかるなかで多くの方々が努力をして、私たちが全力で野球をできる環境をつくってくださいました。
そして、この春甲子園に声を出しての応援が戻ってきます。
野球ができること、それを応援してもらえることは当たり前ではなく、大変ありがたいことだと感じています。
様々な制限があった生活も徐々に終わりを迎えつつあります。
一方で、戦争、紛争、そして災害。
私たちが野球に打ち込んでこられたように、全ての若者が希望を持ち、夢を追いかけられる平和な世の中となるよう、願わずにはいられません。
そして、私たち高校球児は仲間を信じ、一枚岩となって全身全霊でプレーし、勇気や感動を届けることで、支えてくださるすべての方に恩返しをしたいと思います。
この聖地、甲子園で全高校球児が1球に魂を込め、正々堂々戦い抜くことを誓います」

高校野球 センバツ開幕 選手全員が入場行進【選手宣誓全文も】
センバツ高校野球が開幕し、開会式では4年ぶりに出場校の選手全員が場内を1周する形で入場行進しました。
ことしのセンバツは95回の記念大会で、例年より4校多い36校が出場します。
開会式は17日夜からの雨の影響で予定より1時間半遅れて午前10時半に始まりました。
新型コロナウイルスの感染拡大後は大会1日目に試合がある学校のみが参加するなど、式は規模を縮小して行われてきましたが、ことしは4年ぶりに出場校の選手全員が場内を1周する形で入場行進しました。
行進曲の生演奏も復活し、選手たちは史上初となる2回目の連覇をねらう大阪桐蔭高校を先頭に、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の主題歌でback numberの「アイラブユー」の迫力のある演奏に合わせて力強く行進していました。
そして香川の高松商業のキャプテン 横井亮太選手が「戦争、紛争、そして災害。私たちが野球に打ち込んでこられたように、すべての若者が希望を持ち夢を追いかけられる平和な世の中となるように願わずにはいられません。全身全霊でプレーし勇気や感動を届けることで支えてくださるすべての方に恩返しをしたいと思います」と力強く選手宣誓しました。
大会は声を出しての応援が認められるほか、アルプス席の吹奏楽部も50人の人数制限がなくなるなど、新型コロナウイルスの感染対策の制限が緩和されるなか、2日の休養日も含めて14日間の日程で行われ、順調に進めば今月31日に決勝が行われます。
【選手宣誓 全文】

横井選手 「自分なりの宣誓できた」
選手宣誓を務めた横井選手は「とても緊張していて、頭の整理がつかない状態で選手宣誓を迎えましたが、プレッシャーをはねのけて自分なりの宣誓をすることができました。きょうまで練習に付き合ってくれた部員のおかげだと思うので感謝したいと思います」と話していました。
そのうえで「ウクライナでの戦争や新型コロナなど暗いニュースが続く中で、高校野球によって勇気や明るいニュースを届けたいという思いを選手宣誓に込めました。泥臭く、一球一球にくらいついてプレーしたいです」と話していました。
そのうえで「ウクライナでの戦争や新型コロナなど暗いニュースが続く中で、高校野球によって勇気や明るいニュースを届けたいという思いを選手宣誓に込めました。泥臭く、一球一球にくらいついてプレーしたいです」と話していました。
大阪桐蔭 前田投手「再び優勝旗 持ち帰れるよう」

史上初となる2回目の大会連覇を狙う大阪桐蔭高校のキャプテン 前田悠伍投手は「入場行進をして改めて、甲子園の舞台は最高だなと感じました。再び、優勝旗を持ち帰れるようにまずは初戦を一戦必勝で頑張りたいです」と話していました。
【NHK特設サイト】センバツ高校野球2023
