シリコンバレーバンク 持ち株会社も「経営破綻した」と発表

経営破綻したアメリカの銀行、シリコンバレーバンクの持ち株会社だったSVBファイナンシャルグループは17日、日本の民事再生法にあたる連邦破産法11条の適用をアメリカの裁判所に申請し、経営破綻したと発表しました。

スタートアップ企業向けの融資で知られ、10日に経営破綻したシリコンバレーバンクはSVBファイナンシャルグループの傘下の銀行で、シリコンバレーバンクに続き、持ち株会社も経営破綻した形となりました。

バイデン大統領「経営陣により厳しい罰則を」

アメリカで銀行の破綻が相次いだことを受けてバイデン大統領は、破綻を招いた銀行の経営陣により厳しい罰則を科すため議会に行動するよう促す声明を発表しました。

声明の中でバイデン大統領は、現在の法律では経営陣の責任を追及する政府の権限が限られているとしています。

そのうえで、経営判断のミスやリスクを取り過ぎたことで銀行が破綻した場合、規制当局が経営陣から報酬を取り戻し、民事罰を科すことや、再び銀行業界で働くことを禁止するといった、対応をより行いやすくするべきだとしています。