WBC 日本の準決勝 メキシコかプエルトリコ どんなチーム?

日本がWBC=ワールド・ベースボール・クラシックの準決勝で対戦するのは、17日、日本時間の18日にアメリカで行われる準々決勝、メキシコとプエルトリコの勝者です。

日本の準決勝は20日、日本時間の今月21日 午前8時試合開始の予定です。

【メキシコ】1次ラウンドでアメリカに勝利

メキシコは5大会連続のWBC出場で、今大会は1次ラウンドで大会連覇を目指すアメリカに勝ち3勝1敗でグループCを1位で通過しました。

代表メンバーは大リーグでプレーする選手が多く、チームを率いるギル監督は、大谷翔平選手が所属する大リーグ、エンジェルスの内野コーチです。

同じエンジェルスの先発左腕、サンドバル投手も代表メンバーで、ことしのキャンプで大谷選手のキャッチボール相手を常に務めるなど、仲がいいチームメートとして知られています。
投手陣の中心は、昨シーズン、ドジャースで17勝をあげ最優秀防御率のタイトルを獲得したフリオ・ウリーアス投手で、準々決勝に先発する予定です。

ほかにもアーキーディ投手、ウォーカー投手と大リーグで昨シーズンふた桁勝利をあげた投手が2人いて、サンドバル投手もアメリカ戦で3回1失点で勝ち投手になるなど能力の高いピッチャーがそろっています。
打撃陣は、アメリカ戦でホームラン2本を打ったナショナルズのメネセス選手。
1次ラウンドで打率5割、9打点のレイズのアロサレーナ選手が当たっていて、好調な2人の前にランナーを出さないことがポイントになりそうです。

【プエルトリコ】2大会連続 準優勝

対するアメリカの自治領プエルトリコも5大会連続のWBC出場で、ここ2大会はいずれも準優勝しています。

2013年大会の準決勝では日本に勝って決勝まで進みました。

今大会は1次ラウンドの最終戦で優勝候補の1つだったドミニカ共和国に勝って3勝1敗の2位でグループDを通過し、勢いに乗っています。

準決勝以降の試合が行われるフロリダ州マイアミの球場で1次ラウンドから試合をしていて、地理的に近いこともあり球場に多くのファンが詰めかけて熱狂的な応援でチームを後押ししました。
チームには、大リーグのオールスターゲームに選出されたことがある選手が7人いて、打線の中心は通算ホームラン184本のリンドー選手と通算166本のバエズ選手の二遊間コンビです。

また、プロ野球・DeNAでホームラン王を2回獲得しているソト選手も所属しています。
投手陣では、前回大会はアメリカ代表でMVP=最優秀選手に輝いた先発のストローマン投手が今大会はプエルトリコ代表で出場しています。

またリリーフ陣もメッツで昨シーズン、32セーブを挙げた抑えのエドウィン・ディアス投手を中心に強力なメンバーがそろっています。
ただ、ディアス投手は1次ラウンド最終戦の試合後に右ひざに大けがをして離脱したため、誰が試合を締めくくる役を担うのかが課題となります。

準決勝 日本時間21日8:00 試合開始予定

日本の準決勝は日本時間の今月21日午前8時試合開始の予定です。