福岡 大牟田高校 強豪の駅伝部監督が部員に体罰 謝罪し謹慎

全国高校駅伝に40回以上出場している福岡県の私立高校の駅伝部で監督を務めていた教諭が、部員に平手打ちの体罰を行っていたことが関係者への取材で分かりました。教諭は謝罪した上で謹慎しているということです。

体罰が明らかになったのは福岡県大牟田市にある私立の大牟田高校です。

関係者によりますと、駅伝部の監督を務めていた50代の男性教諭が去年8月、長野県で行われた部活動の合宿中に宿舎で、部員の3年生の男子生徒に対し、複数回平手打ちをしたということです。

匿名の通報が県に寄せられ、県から指摘を受けた学校が調査を行った結果、体罰をしたことが確認されたということです。

学校の調査に対し、教諭は体罰を認めて保護者に謝罪し、3月1日から監督を外れ、謹慎しているということで、学校は同様の事案が他になかったか調査を継続するとともに教諭の処分も検討しています。

学校はNHKの取材に対して「体罰があったのは事実で部員や保護者に非常に申し訳ない気持ちです。研修を行うなど再発防止を徹底したい」と話しています。

大牟田高校の駅伝部はこれまで全国高校駅伝に43回出場し、5回優勝した強豪校で、教諭は2006年から監督を務めていました。