東京都 新型コロナ 5人死亡 794人感染確認 前週比158人減

厚生労働省は9日、都内で新たに794人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の木曜日より158人減りました。

また人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、8日と同じ8人でした。

一方、感染が確認された5人が死亡しました。

減少傾向は鈍化も“基本的な感染対策継続を”

東京都内の新型コロナの感染状況について、専門家は8週連続で感染者数は減っているものの、減少傾向は鈍化しているとして、基本的な感染対策を続けるよう呼びかけました。

都は9日、新型コロナの感染状況と医療提供体制について、専門家によるモニタリング項目の分析結果を公表し、4段階ある警戒レベルのうち、いずれも下から2番目を維持しました。

新規感染者数の7日間平均は8日時点で776人と、前週比のおよそ90%となったほか、入院患者数も前週比でおよそ140人少ない660人となり、いずれも8週連続で減少しました。

専門家は「感染者数は前回、前週比で76%だったが、今回は90%と減少傾向は鈍化していて、今後の動向に注意が必要だ」として、基本的な感染対策を続けるよう呼びかけました。