ウクライナ“各地でロシアがミサイル攻撃” キーウでも爆発音

ウクライナ当局は9日、首都キーウをはじめ東部ハルキウ州や南部ミコライウ州など各地で、ロシア軍によるミサイル攻撃が相次いでいると発表しました。

このうちNHKの取材班が滞在している首都キーウのホテルでは、日本時間の9日午後1時ごろ、現地時間の9日午前6時ごろ、「ドーン」という爆発音のような音が聞こえました。

キーウのクリチコ市長は市内南部や西部の地区で爆発があったとSNSに投稿し、市民に対し、シェルターにとどまるように呼びかけています。

ザポリージャ原発の送電線 切断される ロシア軍の攻撃か

ウクライナの原子力発電公社によりますと、現地時間9日午前4時前に、南部のザポリージャ原子力発電所に電力を供給する最後の送電線が、ロシア軍のロケット攻撃によって切断されたということです。

予備の発電機を使って原発に電力を供給しているということです。

発電機の燃料は10日分しかないということで、電源を回復できなければ重大な事故につながると危機感を示しています。