WBC 大谷のパフォーマンスはヌートバー直伝 “コショウひき”

野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシック日本代表の大谷翔平選手が6日夜の強化試合でホームランを打ったあと、ベンチに向かって握った両手を上下に重ねてねじるようなしぐさを見せました。これは、同じく日本代表のラーズ・ヌートバー選手が、大リーグでやっているパフォーマンスで、日本代表でも早速広がりチームの一体感を高めています。

このしぐさは両手でコショウひきを回す動きを模していて、ヌートバー選手が所属する大リーグのカーディナルスで使い「ペッパーミル・パフォーマンス」と呼ばれています。
アメリカのメディアによりますと「打席を次から次に回す」方法をチーム内で話し合う中で、このパフォーマンスが生まれたということで、コショウをひく意味の「グラインド」という単語には「身を粉にして働く」という意味もあるということです。

去年9月のヌートバー選手の誕生日にはチームメートから大きなコショウひきを贈られ、ヌートバー選手がこれをベンチで回して活躍したチームメートを祝福する姿も見られました。

このしぐさはカーディナルスのチームメートに広がって昨シーズン、プレーオフに進出したチームを盛り上げました。

明るい性格でカーディナルスのムードメーカーになっているヌートバー選手は、6日夜に行われた強化試合に日本代表で初めて出場し、ヒット2本を打った際、ベース上で、このパフォーマンスを披露しました。
その後にホームランを打った大谷選手も同様のパフォーマンスを見せ、大リーグで活躍する2人の「ペッパーミル・パフォーマンス」がチームの一体感を高めています。