スノーボードのビッグエアは急斜面を滑り降りてエアと呼ばれる技を繰り出し、その難易度や完成度などを100点満点で採点する種目で、ジョージアで開かれている世界選手権の決勝は予定を1日前倒しして4日に行われました。
3回滑って得点の高い2回の合計点で競う決勝のうち、男子は日本勢3人を含む10人が進出し、17歳の長谷川選手は1回目で横に5回転する大技を決めて、ただ1人90点台となる90.00の高得点を出してトップに立ちました。
このあと、2回目もエアの種類を変えた5回転の技に再び成功して、87.25をマークし、合計点を177.25に伸ばしました。
このあとはほかの選手が得点を伸ばすことができず、長谷川選手が世界選手権のこの種目で日本選手で初めてとなる金メダルを獲得しました。
このほか、今大会の男子スロープスタイルで銀メダルを獲得した木俣椋真選手が6位、大塚健選手は9位でした。
スノボ世界選手権 ビッグエア 長谷川帝勝が金 鬼塚雅は銀
ジョージアで開かれているスノーボードの世界選手権は4日、男女のビッグエアの決勝が行われ、男子は17歳の長谷川帝勝選手が世界選手権のこの種目で日本選手として初めて金メダルを獲得しました。一方、女子の鬼塚雅選手も銀メダルを獲得しました。


一方8人で争われた女子の決勝では、24歳の鬼塚選手が1回目に3回転の技を決めて80.25をマークすると、3回目には斜め軸に縦に2回転しながら横にも3回転する「バックサイドダブルコーク1080」を成功させて81.00をマークし、合計161.25で銀メダルを獲得しました。
鬼塚選手は2大会連続のメダル獲得で、今大会では女子スロープスタイルの銅メダルに続く2個目のメダルとなりました。
このほか浅沼妃莉選手が7位、深田茉莉選手は8位で、金メダルはオーストリアのアンナ・ガッサー選手で合計162.50でした。
鬼塚選手は2大会連続のメダル獲得で、今大会では女子スロープスタイルの銅メダルに続く2個目のメダルとなりました。
このほか浅沼妃莉選手が7位、深田茉莉選手は8位で、金メダルはオーストリアのアンナ・ガッサー選手で合計162.50でした。
長谷川 金メダル「重く感じる」
長谷川帝勝選手は、世界選手権のこの種目で日本選手として初めての金メダルの感触について、「ランの内容が濃かったので重く感じる」と話しました。
そのうえで、5回転の大技を連続で決めた2本のランについて、「2本ともしっかりメイクしてみんなにかっこいいところを見せられたのでよかったと思う」と笑顔で話していました。
そのうえで、5回転の大技を連続で決めた2本のランについて、「2本ともしっかりメイクしてみんなにかっこいいところを見せられたのでよかったと思う」と笑顔で話していました。