インフルエンザのワクチンは、これまで注射式のものしか認められていませんでしたが、製薬大手の第一三共が7年前、弱毒化したウイルスを霧状にして鼻に吹きかける形式の「フルミスト点鼻液」について承認申請を提出していました。
27日、開かれた厚生労働省の専門家による部会では、有効性について注射式のものと同様に期待されるとして、国内での使用を認める方針が了承されました。
対象は2歳から19歳未満で、注射式のワクチンは2回接種する必要があったのに対し、1回の接種となります。
鼻に霧状に吹きかけるいわゆる点鼻液のワクチンが国内で認められるのは初めてで、小さな子どもでも恐怖感なく接種できると期待されています。
インフルエンザワクチン 点鼻液を国内初の承認へ 厚労省
インフルエンザの予防接種で鼻に霧状に吹きかける形式のワクチンの使用を認めることが厚生労働省の専門家による部会で了承されました。この形式のワクチンが国内で認められるのは初めてです。
