スノーボード世界選手権 男子スロープスタイル 木俣が銀獲得

スノーボード世界選手権の男子スロープスタイルで20歳の木俣椋真選手がエアで大技を決め、世界選手権のこの種目で日本男子初のメダルとなる銀メダルを獲得しました。

ジョージアで開かれているスノーボードの世界選手権は27日、レールなどの障害物やジャンプ台が設置されたコースで技の難度や完成度を競うスロープスタイルの決勝が行われました。

このうち男子は予選を突破した日本勢3人を含む16人がそれぞれ2回滑って高い方の得点で順位を競いました。

20歳の木俣選手は1回目に軸を斜めにして縦に3回転しながら横にも4回転する大技の「トリプルコーク1440」を成功させました。

このほかのエアや障害物もミスなく滑りきり83.45の高得点をマークし、1回目を終えてトップに立ちました。

しかし、2回目はエアの着地が乱れて得点を伸ばせず、順位を1つ落としました。

それでも世界選手権のこの種目で日本男子として初のメダルとなる銀メダルを獲得しました。

金メダルは2回目に87.23をマークしたノルウェーの23歳、マーカス・クリーブランド選手でした。

このほかの日本勢は17歳の長谷川帝勝選手が6位、北京オリンピック代表の21歳、大塚健選手が7位でした。

木俣椋真「きょうは全部よかった」

スノーボード世界選手権の男子スロープスタイルで日本男子として初のメダルを獲得した木俣椋真選手は「表彰台に乗ることが目標だったので達成できてよかった。コンディションはよかったし、ジャンプもレールもきょうは全部よかった」と喜びを口にしました。

そのうえで「1回目にしっかり出しきって2回目で挑戦できるような滑りを目標にやってきた。ワールドカップや世界選手権で、まだ優勝したことがないので、あと1歩届くようにしたい」と話しました。