林外相 ウクライナ侵攻1年に合わせ開催の国連会合に出発へ

林外務大臣は、ロシアによるウクライナ侵攻から1年になるのにあわせて開かれる国連の会合に出席するため、22日に日本を出発します。

一連の日程で、法の支配に基づく国際秩序を維持・強化する重要性を訴え、5月の広島サミットにつなげたい考えです。

林外務大臣は、22日から4日間の日程で、国連本部のあるアメリカ・ニューヨークを訪問する予定で22日の夜、日本を出発します。

一連の日程のうち、日本時間の23日に始まる国連総会の緊急特別会合では、ウクライナが提出し日本などが共同提案国となっている平和を求める決議案について触れ、ロシア軍の即時撤退などを盛り込んだ内容に各国の賛成を呼びかけることにしています。

また、日本時間の25日に開かれる安全保障理事会の閣僚級討論では、安保理の機能不全も指摘される中、ロシアを強く非難し、法の支配に基づく国際秩序を維持・強化する重要性を訴える方針です。

林大臣としては、G7=主要7か国の議長国で、安保理の非常任理事国を務める日本の外務大臣として、ウクライナ情勢をめぐる対応で存在感を示し、5月の広島サミットにつなげたい考えです。