
台湾でパラグアイ産の食肉イベント 関係つなぎ止めねらいか
南米で唯一、台湾と外交関係があるパラグアイですが、4月に予定される大統領選挙の立候補者が、台湾と断交に言及しています。こうした中、台湾では、南米パラグアイ産の牛肉や豚肉の販売を促進するイベントが開かれ、関係つなぎ止めのねらいがあるものとみられています。

台北で開かれたこのイベントは、台湾外交部が主催し、食肉を取り扱う業者などおよそ100社が参加しました。

14日から台湾を訪れているパラグアイのアブド・ベニテス大統領夫妻が、コック姿で登場し、パラグアイ産の豚肉を使った「台湾式ハンバーガー」とも呼ばれる「グアバオ」と、牛肉を使った「サイコロステーキ」をつくりました。
パラグアイは、南米で唯一台湾と外交関係をもつ国で、台湾は、パラグアイ産の牛肉の関税を免除し、輸入量を増やしているほか、豚肉についても去年から市場を開放しています。
しかし、4月に予定されるパラグアイの大統領選挙に、野党連合から立候補するアレグレ氏が、ロイター通信のインタビューで「当選したら台湾と断交し、中国と国交を結ぶ。大豆や牛肉の巨大な市場にアクセスすべきだ」と発言し、話題になっています。
台湾側としては、イベントを通して関係をつなぎ止めようというねらいがあるものとみられています。
しかし、4月に予定されるパラグアイの大統領選挙に、野党連合から立候補するアレグレ氏が、ロイター通信のインタビューで「当選したら台湾と断交し、中国と国交を結ぶ。大豆や牛肉の巨大な市場にアクセスすべきだ」と発言し、話題になっています。
台湾側としては、イベントを通して関係をつなぎ止めようというねらいがあるものとみられています。
