ウクライナ 軍事侵攻1年前に さらなる大規模攻撃への警戒続く

ロシア軍が10日にウクライナ各地で行ったミサイルなどによる激しい攻撃について、ロシア国防省は11日、軍事関連施設などを標的にしたものだと主張しました。
ウクライナ側は、民間のインフラ施設が標的になったと非難し、軍事侵攻の開始から1年になるのを前に、さらにロシア軍が大規模な攻撃を仕掛けてくると警戒を続けています。

ウクライナでは10日、各地でロシア軍による激しい攻撃が行われました。

これについてロシア国防省は11日「ウクライナの軍事産業や輸送システムにエネルギーを供給する重要施設への攻撃を行った。標的の施設にすべて命中した」と主張しました。

これに対してウクライナ国防省は、民間の電力インフラが標的になったと非難した上で、発射された106発のミサイルのうち61発を迎撃し、無人機22機を撃ち落としたと発表しています。

また、ウクライナ国営の電力会社「ウクルエネルゴ」も11日、SNSへの投稿で、火力発電所や送電網が無人機による攻撃を受けたことを明らかにしました。

軍事侵攻の開始から2月24日で1年になるのを前にウクライナ側はさらに、ロシア軍が大規模な攻撃を仕掛けてくると警戒を続けています。