大手デパート5社 1月の売り上げ前年上回る 初売り堅調などで

大手デパート5社の先月の売り上げは、高額品の販売が引き続き伸び、初売りが堅調だったことから、いずれも前の年の同じ月を上回りました。

発表によりますと、デパート大手5社の先月の売り上げは前の年の同じ月と比べて、
▽阪急阪神百貨店が21.6%、
▽三越伊勢丹ホールディングスが20.9%、
▽大丸松坂屋百貨店が20.8%、
▽高島屋が16.3%、
▽そごう・西武が11.1%それぞれ増加しました。

宝飾や時計をはじめとする高額品の販売が引き続き好調だったほか、月の半ば以降の冷え込みで、コートなど衣料品の売れ行きが伸びました。

また、行動制限がない中で、正月の初売りが各社とも堅調だったことも後押ししました。

一方、先月の売り上げを新型コロナの感染拡大前の2020年1月と比べると、5社のうち4社で0.2%から5%ほど下回っていて、旧正月の春節の期間中も、中国からの旅行客のインバウンド需要は低調だったとしています。