
円相場 小幅に値上がり 日銀 金融政策“さらに修正”見方から
週明けの30日の東京外国為替市場は、日銀が金融政策をさらに修正するのではないかという見方から、円相場は小幅に値上がりしました。
30日の外国為替市場では、経済関係者や大学教授などの有識者が参加する通称「令和臨調」が、10年前に政府と日銀が結んだ「共同声明」の見直しを提言したことなどを受けて、日銀が金融政策をさらに修正するのではないかという見方が広がり、ドルを売って円を買う動きが出ました。
午後5時時点の円相場は、先週末と比べて、35銭円高ドル安の1ドル=129円59銭から61銭でした。
また、ユーロに対しては、先週末と比べて、50銭円高ユーロ安の1ユーロ=140円79銭から83銭でした。
ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.0863から66ドルでした。
市場関係者は「今週はアメリカの中央銀行にあたるFRBの金融政策を決める会合や、雇用統計などの重要な経済指標の発表が相次ぐこともあり、積極的な取り引きを控える投資家も多く、値動きは限定的だった」と話しています。