海岸に氷の塊打ち上がる 朝日浴び宝石の輝き 北海道 網走
厳しい寒さが続く中、北海道網走市の海岸では、氷の塊が大量に打ち上げられています。周辺の川や湖でできた氷が流れ着いたものと見られます。
網走市藻琴の海岸に打ち上げられたのは、大きいもので1辺が1メートルを超える大小さまざまな氷の塊です。
30日朝は、海岸を訪れた人たちが、朝日を浴びて宝石のように輝く氷を撮影する姿が見られました。
網走市の海岸には例年、この時期はオホーツク海の流氷が押し寄せますが、今シーズンはまだ沖合にあり、打ち上げられた氷の塊は周辺の川や湖でできた氷が流れ着いたものと見られています。
こうした氷は十勝地方の海岸でよく見られることで知られ、豊頃町では「ジュエリーアイス」として冬の観光の見ものにもなっています。
網走市ではこの1週間ほど最低気温がマイナス10度を下回る厳しい寒さが続き、30日朝も今シーズンで最も低いマイナス15.9度を記録し、海面から湯気のように霧が立ち上る「けあらし」も見られました。
海岸を訪れた網走市観光課の元村圭佑さんは「初めて見ました。流氷が接岸すると見られないので、ぜひ流氷だけでなくこちらも見に来ていただければと思います」と話していました。