
“育休中 学び直し”首相答弁 官房長官「強いる趣旨ではない」
岸田総理大臣が先週国会で、育児休業中の人などのリスキリング、学び直しを後押しする方針を示したことについて、松野官房長官は、学び直しを強いる趣旨ではなく、希望する人をあらゆる場面で後押しする環境整備の強化が重要だという意味だと説明しました。
先週27日の参議院本会議で、自民党の大家敏志氏は、子育て政策に関連して「産休・育休の間に、リスキリングによって一定のスキルを身につけたり学位を取ったりする方々を支援することができれば、逆にキャリアアップが可能になることも考えられる」と指摘し、岸田総理大臣は「育児中など、さまざまな状況にあっても、主体的に学び直しに取り組む方々を後押ししていく」と答弁しました。
この答弁にSNS上などで「育児をしていない人の発想だ」などの批判があることから、松野官房長官は、記者会見で「産休・育休中にリスキリングを強いるような趣旨ではない」と述べました。
そのうえで「ライフステージのあらゆる場面で、学び直しを本人が希望した場合に後押しできる環境整備を強化することが重要だということだ。誰もが主体的にスキルアップできる環境整備に引き続き取り組んでいく」と説明しました。