小学校には段ボールでつくられたベッドや、マンホールを活用したトイレなどが準備され、住民が使い方を確認していました。
また、淀川の氾濫で浸水被害が出ることが予測されている地域からは、住民が市営バスで避難する訓練も行われました。
参加した60代の女性は「実際に災害が起きたらどうするか、意識を改められたのでいい経験になりました」と話していました。
避難訓練は1週間にわたって行われていて、実際の台風を想定し市のホームページやツイッターなどで、土砂災害の発生などに備えて早期の避難を呼びかける訓練も行われたということです。
高槻市文化財課の栗田智子課長代理は「水害というのは事前にある程度、備えができるものです。災害は必ず起こるものだと意識して、自分や家族を守るために何をするべきか、ふだんから考えてほしい」と話していました。
台風で川の決壊など想定した避難訓練 約4000人参加 大阪 高槻
大阪 高槻市で、台風の接近で川が決壊するなどの被害が出たことを想定した避難訓練が行われ、参加したおよそ4000人の住民が避難の手順などを確認しました。
訓練は、特別警報級の台風の接近で、市内を流れる淀川が氾濫するなどして広い地域に避難指示が出されたという想定で行われ、市内の42か所で合わせて4000人が参加しました。
このうち、高槻市の北部で避難所に指定されている土室小学校には、午前10時半ごろ住民およそ60人が避難経路を通って集まりました。
