東京 永田町のビルで警察官が拳銃自殺か

27日未明、東京 永田町にあるオフィスビルのトイレで、付近で警備に当たっていた警視庁の機動隊員が頭から血を流して倒れているのが見つかり、病院に運ばれましたが死亡が確認されました。警視庁は現場の状況から拳銃で自殺したとみて調べています。

警視庁によりますと、27日午前3時20分ごろ、千代田区永田町のオフィスビルの1階にあるトイレの個室で、39歳の男性の機動隊員が頭から血を流して倒れているのを別の機動隊員が発見しました。

隊員は病院に運ばれましたが、およそ1時間半後に死亡が確認されました。

倒れていた場所の近くには拳銃があり、弾が1発発射されていたということで、警視庁は現場の状況から拳銃で自殺したとみて調べています。

近くには自民党本部や国会議事堂などがあり、隊員は26日から付近で警備に当たっていて、現場のトイレは、ふだんから警察官が許可を得て利用していたということです。

警視庁の高山祐輔警備1課長は「拳銃による職員の死亡事案が発生したことは誠に遺憾です。再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

警視庁では今月16日にも、板橋区の高島平警察署のトイレで男性の巡査部長が拳銃で自殺を図ったとみられる事案が起きています。

現場は国会議事堂が見える場所

現場は千代田区永田町で、自民党本部に近いほか、国会議事堂が見える場所です。映像では、現場周辺に規制線がはられ大勢の警察官が集まっています。また、建物の入り口周辺では捜査員が鑑識作業をしています。