大雪で立往生 新名神すべての通行止め解除 一連の対応検証へ

大雪の影響で多数の車の立往生が発生した新名神高速道路は26日夜、周辺の区間も含めすべての通行止めが解除されました。今回の事態を受けて中日本高速道路は事前の注意喚起や除雪体制など一連の対応が適切だったか検証することにしています。

新名神高速道路では今月24日からの大雪の影響で三重県から滋賀県にかけての下り線の一部で多数の車が動けなくなり、断続的に立往生が発生しました。

中日本高速道路によりますと今回の立往生が発生する前の24日の時点で、新名神の下り線の先にあるバイパスや関西方面に向かう別のルートの名阪国道など進行方向の先や周辺の道路が通行止めになったことで新名神に流入する車が増えたうえ、同じ頃に雪が強まったことなどが影響したとしています。

立往生が発生したあとも雪が降り続き、止まっている車と車の間に雪が積もって動きにくい状態になったことで除雪作業が遅れ、事態が長引いたとしています。

立往生は一日以上続いたあと26日午前に解消し、三重県から滋賀県にかけての通行止めも26日夜すべての区間で解除されました。

今回の事態について中日本高速道路では「事前の注意喚起のあり方や除雪体制の準備状況、それに通行止めを実施したタイミングが適切だったかなどについて検証していきたい」としています。