【動画】厳しい冷え込み 川の水がシャーベット状に 茨城
上空の強い寒気の影響で26日茨城県大子町はマイナス12.5度まで冷え込み、町内を流れる久慈川では川の水がシャーベット状に凍って流れる「シガ」と呼ばれる現象が見られました。
「シガ」は厳しく冷え込んだ日に川の水が凍り、シャーベット状の塊となって水面を流れる現象です。
大子町は26日朝の最低気温がマイナス12.5度と37年ぶりの寒さとなり、久慈川で「シガ」が確認されました。
久慈川では気温がマイナス10度前後、水温が0度以下になるとシガが観測されることが多いということで、川幅いっぱいに広がったシガは、朝日に照らされてきらきらと輝きながら下流へと流れ、地元の人たちは幻想的な風景を写真に撮るなどして楽しんでいました。
10年以上シガを観測していて25日夜からシガが見られるのを待っていたという水戸市の関根一夫さんは、「きのうの午後8時ごろからシガが流れているのが確認できました。1年ぶりにシガが見られ、すがすがしい気持ちです」と話していました。
また、近くに住む50代の男性は「これほどに厚みがあるシガを見るのは初めてです。自然のすごさを感じます」と話していました。