大学入学共通テスト コロナで追試対象2100人余 去年の4.6倍

新型コロナの影響で、今月行われた大学入学共通テストを受けられず、追試験の対象になった人は、去年の4.6倍に増えて2100人余りだったことが分かりました。

ことしで3回目となる大学入学共通テストは、全国で51万人余りが出願し、本試験が今月14日と15日の2日間の日程で行われました。

大学入試センターによりますと、ことし追試験の対象になった3893人のうち、新型コロナウイルスの影響で試験を受けられなかった人は合わせて2138人で、おととしの224人を大きく上回ったほか、465人だった去年の4.6倍に増えました。

このうち、新型コロナに感染した人が去年より1620人増えて1833人、濃厚接触者になった人が去年より53人増えて305人でした。

一方、本試験では濃厚接触者になっても一定の条件で試験を受けることができましたが、ことし別室で受験した無症状の濃厚接触者は去年より92人増え412人でした。

追試験は、今月28日と29日に実施される予定です。