全国スーパー 去年の売り上げ 前年より1.9%増 3年連続プラス

全国の主なスーパー1万店余りの去年1年間の売り上げは13兆2656億円で、既存店どうしの比較で前の年より1.9%増え、3年連続のプラスとなりました。

コロナ禍での行動制限の緩和が進み、外出の機会が増えたことで、旅行関連の雑貨や衣料品は販売が好調でした。

一方、食料品は物価高による節約志向の高まりなどで販売点数が減少傾向でしたが、値上げが進んだことから売り上げは前の年からほぼ横ばいになりました。

ことしの見通しについて、日本チェーンストア協会は「春闘が注目される中でも賃上げを予定していない中小企業も多いので、社会全体で消費に回せる金額が増えるかは、あまり楽観できない」と話しています。