静岡 裾野 保育士暴行事件 市長が元園長への告発状を取り下げ

静岡県裾野市の保育園で、元保育士3人が園児の足を持って宙づりにしたなどとされる問題で、村田悠市長は元園長に対する告発状を取り下げたと発表しました。
市長は理由について「正常な保育環境を取り戻すことに重きを置いた」としています。

裾野市の認可保育園「さくら保育園」では、元保育士3人が、去年6月、1歳児のクラスの園児に対し、それぞれ顔を押したり、足を持って宙づりにしたりしたほか、頭を殴ったとして、いずれも暴行の疑いで逮捕され、その後、処分保留で釈放されて在宅で捜査が続けられています。

村田市長は先月、元園長が職員に誓約書を書かせて一連の行為を隠蔽しようとしたとして、犯人隠避の疑いで警察に告発状を提出しましたが、25日に会見を開き、取り下げたことを明らかにしました。

理由については、保護者など300人以上の関係者から園の存続を求める嘆願書が提出されたことや、保育園の新理事長から再発防止に取り組む意向が伝えられたことなどを踏まえ「正常な保育環境を取り戻すことに重きを置いた」などとしています。

村田市長は、自身の対応や責任について問われたのに対し「未熟なところもあり、批判もあると思う。すべての対応が正しかったとかダメだったとは思わないが、いろんなことを反省しながら、よりよい園の運営につなげていくことが私に課せられた責任だと思っている」と述べました。