資源開発大手INPEX UAEでの原油生産 10年以内に1.5倍に拡大へ

日本の資源開発大手INPEXは、UAE=アラブ首長国連邦で権益を保有して行っている原油生産について、10年以内に現在の1.5倍に生産能力を高める方針を明らかにしました。

INPEXは、1973年からUAEで、権益を保有して原油の生産事業を手がけています。

INPEXの上田隆之社長は24日、訪問先のUAEの首都アブダビで、NHKのインタビューに応じました。

この中で、上田社長は、主力事業のUAEでの原油生産について「権益を持つ油田への設備投資を増やし、生産施設を拡充し、10年以内に生産量を1.5倍に拡大していきたい」と述べました。

その理由について、ロシアによるウクライナ侵攻などを背景に、原油の調達競争が激しくなる可能性があり、日本のエネルギー安定供給のためには、生産能力を高めることが必要だという認識を示しました。

原油をめぐっては、EU=ヨーロッパ連合が、ロシアへの追加制裁として、先月5日からロシア産原油の輸入を原則、禁止し、中長期的に需給のひっ迫を懸念する声もあがっています。

UAEは、OPEC=石油輸出国機構の加盟国で、現在、ロシアなども加わるOPECプラスで協調減産を続けており、INPEXとしては、産油国の協議の行方をみながら増産態勢をとっていく構えです。