侵攻11か月 ウクライナ大統領 結束呼びかけ 欧米に支援求める

ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めてから、24日で11か月となります。ウクライナのゼレンスキー大統領は、市民に結束を呼びかけるとともに、欧米諸国に軍事支援を求めました。

ロシア軍は、東部ドネツク州や南部ザポリージャ州などで攻撃を続けているほか、ウクライナ北部と隣接するベラルーシで合同演習を実施し、軍事的な揺さぶりをかけています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は23日に公開した動画で、軍事侵攻から、24日で11か月となることについて、「ウクライナの勝利のために力を結集する日だ」と述べて、市民に改めて結束を呼びかけました。

また「粘り強い外交活動が真の防衛力強化につながった」としたうえで、「2月には指導者たちとさらに実のある交渉をすべく取り組んでいる」と述べ、欧米諸国に軍事支援を求めました。

ウクライナへの軍事支援の焦点となっている、攻撃能力の高いドイツ製戦車「レオパルト2」をめぐっては、ドイツ政府は現時点で供与するかどうかの判断をしていません。

一方、ポーランド政府は自国が保有するこの戦車を供与する許可をドイツに求める考えを示し、ドイツのベアボック外相も22日、メディアのインタビューで「ポーランドから許可を求められてはいないが、もし求められたら阻むことはしない」と述べています。

今後、ドイツ製の戦車が供与されるかどうかが大きな焦点となっています。

松野官房長官「制裁や支援 強力に推進」

松野官房長官は、午前の記者会見で「国際社会が長きにわたる懸命な努力と多くの犠牲の上に築きあげてきた国際秩序の根幹を脅かすものであり、平和秩序を守り抜くため、G7をはじめとする国際社会が結束して断固たる決意で対応する必要がある」と指摘しました。

そのうえで「G7議長国として、これまで以上に国際社会の連携を確保し、引き続き対ロ制裁やウクライナ支援を強力に推進していく」と述べました。