ナベヅルの越冬確認 高知 四万十で3年ぶり

高知県内でツルの越冬地として整備を進めている四万十市で、3年ぶりにツルの越冬が確認されました。

四万十市で越冬しているのは、シベリアなどから日本に飛来しているナベヅルです。

国内では、鹿児島県の出水平野が最大の越冬地ですが、越冬地を分散させるために、国土交通省などが四万十市にも餌場や湿地の整備を進めています。

ツルの観察を行っている「四万十つるの里づくりの会」によりますと、四万十市には去年の10月から12月にかけて5羽のナベヅルが飛来し、このうちの2羽が越冬しているということです。

会によりますと、ツルが越冬しているとみなされるのは、年末と年明けに、それぞれ10日間以上、同じ範囲で確認された場合で、四万十市で越冬が確認されたのは3年ぶりだということです。

23日朝は、午前7時すぎに「デコイ」と呼ばれるツルを呼び込む模型が設置された寝床を、2羽のツルが飛び立ち、近くにある餌場で落ち穂や昆虫などをついばんでいました。

「四万十つるの里づくりの会」は、「3年ぶりの越冬が確認できて大変うれしく思います。ツルは警戒心が強いので、離れた場所から静かに見守ってほしい」と話しています。

四万十つるの里づくりの会によりますと、越冬しているナベヅルは、3月までには北に向けて飛び立つということです。