オミクロン株「XBB.1.5」 “コロナ感染者の約半数” 米CDC推計

アメリカで急速に広がっているオミクロン株の「XBB.1.5」について、CDC=アメリカ疾病対策センターは、新たに新型コロナウイルスに感染した人のおよそ半数がこのウイルスに感染しているとする最新の推計を発表しました。

アメリカのCDCは、1月21日までの1週間に国内で新型コロナに新たに感染した人のうち、49.1%がオミクロン株の「XBB.1.5」に感染しているとする推計を発表しました。

前の週の37.2%と比べるとおよそ12ポイントの増加となり、アメリカでの拡大が続いています。

アメリカでは、1月17日の時点で新型コロナに感染して新たに入院する患者の数が、一日平均およそ4800人と、前の週と比べ2割近く減少しています。

一方、死者の数は1月18日の時点で一日平均およそ570人と、前の週に続き、500人を上回っています。

WHO=世界保健機関は「XBB.1.5」について、免疫から逃れる性質はこれまでのオミクロン株に比べて強く、世界的な感染増加につながる可能性があるとした一方で、重症化しやすいかについては、まだ十分なデータはないとして、調査を続けています。