“プーチン大統領側 来年の大統領選へ立候補の準備” ロシア紙

ウクライナでは14日、ミサイル攻撃を受けた東部の都市で少なくとも12人が死亡するなど、ロシア軍は各地への攻撃を強めたとみられます。こうしたな中、ロシアの有力紙は、プーチン大統領側が来年3月に行われる予定の大統領選挙への立候補に向けて準備を始めたと伝えました。

ウクライナでは14日、ロシアによるミサイル攻撃が首都キーウや西部リビウなど各地で相次ぎました。

東部ドニプロペトロウシク州のドニプロでは9階建ての高層住宅が攻撃を受け、ウクライナ軍の幹部は、少なくとも子どもを含めた12人が死亡し60人以上がけがをしていると明らかにしました。
ゼレンスキー大統領は14日に公開した動画で「ロシアによるテロを止めるために必要なものは、パートナーたちが保有している兵器だ」と述べ、さらなる軍事支援の必要性を強調しました。

こうした中ロシアの有力紙「コメルサント」は13日、ロシアの大統領選挙が来年3月に予定通りに行われ、プーチン大統領側が立候補に向けて準備を始めたと伝えました。

プーチン政権に近い関係者の話として伝えたところによりますと、政権の担当者がプーチン氏の立候補に向けて最近、専門家たちと協議を行ったということです。

2000年から大統領を続けるプーチン氏は次の大統領選挙に立候補するかなど、みずからの去就については明らかにしておらず、軍事侵攻が続くなか5期目を目指して来年以降も政権を担うのか、動向に関心が集まっています。