日米両政府「宇宙協力に関する枠組み協定」に署名

日米両政府は、宇宙空間での協力を迅速に進められるようにするための協定に署名しました。署名式に立ち会った岸田総理大臣は「強固な日米同盟の協力分野が一層広がることを強く期待する」と述べました。

「日・米宇宙協力に関する枠組み協定」の署名は、アメリカ・ワシントンのNASA=アメリカ航空宇宙局の本部で、林外務大臣とアメリカのブリンケン国務長官の間で交わされました。

協定は宇宙に関する知的財産の扱いや宇宙空間で事故が起きた際の対応など、関連するルールをあらかじめ取り決めておくもので今後、日米双方で正式な締結に向けた手続きが進められます。

宇宙空間での活動や開発をめぐって、日本はアメリカが主導して月面に宇宙飛行士を送り、探査を行うことを目指す「アルテミス計画」に参加するなど日米間の協力を強化しています。

署名に立ち会った岸田総理大臣は「日米の宇宙協力は『アルテミス計画』により新たな時代に突入した。協定を通じて両国の協力が力強く推進されるとともに、これまでになく強固になっている日米同盟の協力分野が一層広がることを強く期待する」と述べました。