ウクライナ大統領府長官「勝つために必要なもの得られる確証」

ウクライナのイエルマク大統領府長官はNHKの単独インタビューに対し、先月ゼレンスキー大統領に同行してアメリカを訪問したことに触れ、「勝つために必要なすべてのものを得られる確証を持つことができた」と述べ、アメリカなどから一層の軍事支援を得て反転攻勢を続けていくことに自信を示しました。

ウクライナのイエルマク大統領府長官は先月末、首都キーウでNHKの単独インタビューに応じました。

このなかでイエルマク長官は、ウクライナでの戦況について「最も重要な課題は東部ドンバス地域の状況で、特にバフムトだ」と述べ、ウクライナ側の拠点となっているバフムトで激しい戦闘が続いているとしたうえで「われわれは一歩一歩前進している。南部ヘルソンや東部ハルキウで見たような成功をおさめねばならず、そのためには冬も祝日も立ち止まらないことだ」と述べました。

そしてイエルマク長官は、先月、ゼレンスキー大統領に同行してアメリカを訪問したことに触れ、「勝つために必要なすべてのものを得られる確証を持つことができた。アメリカもわれわれの勝利についてこれまで以上に自信を持っている」と述べ、アメリカとの連携を深めながら一層の軍事支援を得て反転攻勢を続けていくことに自信を示しました。

バイデン大統領は先月21日、地対空ミサイルシステム「パトリオット」の供与など新たな軍事支援を発表したのに続いて、4日にも機動力と火力を兼ね備えた装甲車の供与を検討していると明らかにするなどウクライナを支援し続ける姿勢を示しています。