去年10月の生活保護申請1万9700件 6か月連続で前年同月比増

去年10月の生活保護の申請件数は全国で1万9700件と、おととし10月に比べて5%余り増え、6か月連続で前の年の同じ月を上回りました。

厚生労働省によりますと、去年10月に申請された生活保護の件数は全国で1万9700件で、おととし10月に比べて974件、率にして5.2%増えました。

生活保護の申請件数が、前の年の同じ月を上回るのは6か月連続です。

また、去年10月に生活保護の受給を新たに始めたのは1万7716世帯で、おととし10月に比べて6.5%増えました。

生活保護を受給している世帯は、全国で164万4381世帯となっています。

厚生労働省は「コロナ禍が長期化していることや物価高を含む足元の経済情勢などが、申請件数の増加に影響を与えている要因とも考えられる。生活に困っている人はためらわずに自治体の窓口に相談してほしい」としています。