東京都 年末年始も医療体制維持 都立病院で平日と同規模診療

新型コロナの感染が拡大する中、東京都は、年末年始も医療提供体制を維持するため、都立病院で平日と同じ規模で診療を行うほか、「オンライン発熱診療センター」を24時間態勢にして対応します。

年末年始の期間、発熱外来を休診する医療機関が多くなることから、12の都立病院では、12月29日から1月3日まで、平日と同じ規模の1日当たりあわせておよそ1000人を発熱外来で診療できる体制を維持します。

このうち、板橋区にある豊島病院では、発熱患者の増加に備えようと、病院の建物の外にプレハブの診療スペースを新たに設けました。

発熱症状がある患者をこのスペースで24時間診ることで、一日最大160人を診療でき、豊島病院は、年末年始以降も当面、この態勢を維持することにしています。
豊島病院の安藤昌之院長は「発熱に対して皆さんが不安を持たないよう、発熱患者をきちんと診療できる医療体制を東京都全体でつくっていきたい」と話していました。

このほか、都は、新型コロナが疑われる症状がある人をオンラインで診る「オンライン発熱診療センター」の年末年始の診療時間を、24時間態勢にして対応します。