例えば今回のカタール大会では、開催国のカタールをのぞき、アジアから日本、イラン、サウジアラビア、オーストラリア、韓国の5チームが出場しましたが、これに加えて最大で4チームが出場できることになります。
世界ランキング24位の日本は、アジアの中で、20位のイランに次いで2番目となっていて、これまでより出場のハードルは大きく下がります。

4年後のワールドカップはどうなる? 出場枠は32→48に拡大
サッカーのワールドカップカタール大会は、アルゼンチンの36年ぶり3回目の優勝で幕を閉じました。4年後、2026年に史上初めてアメリカ、カナダ、メキシコの3つの国で行われる次のサッカーワールドカップは、出場枠がこれまでの32から48チームに拡大されて行われます。
日本は次のワールドカップに出場するためにもアジア予選を勝ち抜く必要がありますが、本大会へのアジアの出場枠は、これまでよりも4つ増えて、最大で「9」になります。
一方で本大会は

ワールドカップへの出場枠が広がる一方、本大会ではトーナメント形式での試合が増える可能性があり、日本の課題となっているペナルティーキック戦の重要度が増すことも予想されます。

48チームが出場する2026年の大会について、FIFA=国際サッカー連盟のインファンティーノ会長は1次リーグの方式を3チームずつ16のグループで行うか、4チームずつ12のグループで行うか、検討を進めていく考えを示しています。
仮に3チームずつ16のグループで1次リーグを行い、上位2チームが勝ち抜ける方式になった場合、決勝トーナメントに出場するチームは32チームとなり、日本が目標とするベスト8を達成するまでにペナルティーキック戦に2回臨まなければならないことも想定されます。
仮に3チームずつ16のグループで1次リーグを行い、上位2チームが勝ち抜ける方式になった場合、決勝トーナメントに出場するチームは32チームとなり、日本が目標とするベスト8を達成するまでにペナルティーキック戦に2回臨まなければならないことも想定されます。

日本はこれまで4つの大会で決勝トーナメントに進出していますが、このうち2回はペナルティーキック戦で敗退しています。
日本サッカー協会はペナルティーキック戦での勝負強さを身につけることをベスト8達成に向けた課題の1つにあげていて、すでに年代別の国際大会でペナルティーキック戦の実施の回数を増やそうとするなど対策を講じ始めています。
日本サッカー協会はペナルティーキック戦での勝負強さを身につけることをベスト8達成に向けた課題の1つにあげていて、すでに年代別の国際大会でペナルティーキック戦の実施の回数を増やそうとするなど対策を講じ始めています。