月探査「アルテミス計画」の宇宙船 今月11日に地球帰還へ NASA

アメリカが中心となって進めている国際的な月探査計画「アルテミス計画」で、11月、打ち上げられた宇宙船が月の上空で軌道を変更するためのエンジン噴射を行い、当初の計画どおり今月、地球に帰還する見込みとなりました。

日本も参加する国際的な月探査計画「アルテミス計画」で、NASA=アメリカ航空宇宙局は「アポロ計画」以来、およそ半世紀ぶりとなる宇宙飛行士による月面探査を目指しています。

先月、この計画のために新たに開発された宇宙船「オリオン」が無人の状態で打ち上げられ、月を周回する軌道に乗って飛行を続けていましたが、5日、月の上空およそ130キロ付近でエンジンの噴射を行い、軌道の変更を行いました。

噴射のあと、オリオンから送られてきた映像には、クレーターに覆われた月の表面の様子や、太陽に一部が照らされて三日月のように見える地球が映っていました。

NASAによりますと、オリオンは計画どおり、地球に向かっているということで、このまま飛行すれば、現地時間の12月11日、アメリカ西部、サンディエゴの沖合に着水する予定です。

今回の打ち上げでNASAは、搭載したマネキンを使って有人飛行に向けたさまざまなデータを取得するほか、宇宙船が地球に帰還する際、高温となる環境に耐えられるかなどを検証するということです。