インドネシア国家防災庁がSNSに投稿した映像では、白や灰色の噴煙が立ちのぼっている様子が確認できます。
オーストラリア ダーウィンの航空路火山灰情報センターによりますと、噴煙は上空およそ15キロに達したということで、人工衛星ひまわりの画像でも噴煙が広がっていく様子が確認できます。
インドネシアの大規模噴火「日本への津波の影響なし」気象庁
4日午前、インドネシア・ジャワ島のスメル火山で発生した大規模な噴火について、気象庁は日本への津波の有無について調べていましたが「日本への津波の影響はない」と発表しました。
気象庁によりますと、日本時間の4日午前11時18分ごろ、インドネシア・ジャワ島のスメル火山で大規模な噴火が発生しました。
オーストラリア・ダーウィンの航空路火山灰情報センターによりますと、噴煙は上空およそ15キロに達したということで、気象衛星「ひまわり」の画像でも噴煙が広がっていく様子が確認できます。
この噴火について気象庁は、日本への津波の有無について調べていましたが、国内外の検潮所では目立った潮位の変化は観測されず、午後6時に「日本への津波の影響はない」と発表しました。
インドネシア国家防災庁の映像では

スメル火山とは

世界の火山について調査をしているアメリカのスミソニアン自然史博物館のホームページによりますと、「スメル火山」はインドネシアのジャワ島東部にある火山で、首都のジャカルタからは東におよそ700キロ離れています。
標高はおよそ3600メートルとジャワ島の中で最も高く、有数の活火山として知られています。
過去にもたびたび噴火を繰り返していて、去年12月には大規模な噴火が発生し、噴煙が上空15キロに達したほか、火砕流がふもとの集落まで流れ下って、当時のまとめで48人が死亡、36人が行方不明となりました。
標高はおよそ3600メートルとジャワ島の中で最も高く、有数の活火山として知られています。
過去にもたびたび噴火を繰り返していて、去年12月には大規模な噴火が発生し、噴煙が上空15キロに達したほか、火砕流がふもとの集落まで流れ下って、当時のまとめで48人が死亡、36人が行方不明となりました。