コロナ インフル同時検査キット 薬剤師の販売・説明を義務づけ

新型コロナウイルスとインフルエンザの感染の有無を同時に調べることができる抗原検査キットについて、厚生労働省は、薬局などで販売する際に薬剤師による説明を義務づけることを決めました。

新型コロナウイルスとインフルエンザの同時検査キットの使用は、これまで医療機関でしか認められていませんでしたが、同時流行が懸念されることから、厚生労働省は11月に薬局やインターネットでの一般向けの販売を解禁することを決めました。

これを受けて1日、厚生労働省で販売方法について専門家による審議が行われました。

その結果、検査キットの販売は必ず薬剤師が行い、使い方などについて購入者に書面などでの説明を義務づけることを決めました。

抗原検査は、ウイルス量が少ない場合は感染していても陰性と判定される「偽陰性」のリスクがあります。

このため、
▽検体を採取する際に綿棒を適切に使用することや、
▽陽性だった場合は検査結果を写真で残しておくことなどを説明するよう求めています。

厚生労働省によりますと、同時検査キットの販売は早ければ今月中にも始まる見込みだということです。