「京葉臨海コンビナート」でカーボンニュートラル実現へ協議会

二酸化炭素を多く排出する製鉄所などが建ち並ぶ千葉県の「京葉臨海コンビナート」で、カーボンニュートラルの実現を目指す協議会が新たに設けられ、企業や自治体が連携して技術開発などを進めることになりました。

東京湾沿岸にある「京葉臨海コンビナート」は、製鉄所や製油所などが建ち並ぶ日本最大のコンビナートで、千葉県は産業部門の二酸化炭素の排出量が全国で最も多くなっています。

24日に千葉市で開かれた協議会の初会合には、大手鉄鋼メーカーや石油元売り会社、エネルギー関連企業など、立地する11社や自治体などが参加しました。

この中で熊谷知事は「二酸化炭素の排出量が多いことは日本に貢献していることの表れでもある。この地域で革新的な技術開発や社会実装が進むことは、日本全体のカーボンニュートラルの実現に大きく関わってくる」と述べました。

そして、東京大学環境安全研究センターの辻佳子教授が講演し、カーボンニュートラルの実現には、エネルギー源を再生可能エネルギーや燃やしても二酸化炭素を排出しない水素などに転換し、プラスチックなど石油由来の廃棄物を再び資源として活用するなど、エネルギーや物質を地域で循環させることが重要だと指摘しました。

協議会では今後、エネルギーや資源循環などテーマ別に分科会を設け、連携して技術の開発や資源の効率的な活用などを進めることにしています。